にっしーですよ〜。先週ね、東京から帰ってきて飛行機の中でぼんやり考えてたんですよ。向こうで会ったエンジニアの友達、「最近コーディングAIが速くて、コード書く時間が変わった」ってめちゃ嬉しそうに話してて。使ってるの聞いたら、Claude Code と Cursor を両方使い分けてるって言ってた。
正直、名前は聞いたことあっても「それ何?」ってなる人、多いと思うんですよ。経営者の立場からしたら「エンジニアに任せてあるから知らなくていい」って感じかもしれない。でも、これを知ってるか知らないかで、エンジニアとの会話や外注先の評価がちょっと変わると思ってて。
今日は「経営者は知るだけでいい」レベルのざっくり話を書きます。使いこなせなくていい。名前と概要を頭の片隅に入れておく、それだけで十分です。
チャット系AIとコーディングAIの違い
ChatGPTやClaudeを「チャット系AI」とするなら、今日話す Claude Code や Cursor は「コーディングAI」に分類される感じです。
チャット系は、文章を書いてもらったり、調べ物を手伝ってもらったり、翻訳してもらったり。ブラウザかスマホで開いて、文字を打てば使える。
コーディングAIは、ソフトウェアやアプリのコードを書く作業そのものを手伝うツールです。エンジニアが「コードを書いている場所」から直接AIと会話しながら開発できる。感覚的には「作業台の上に直接AIがいる」という違いかな、と思ってます。
チャット系に「このプログラムのコードを書いて」って聞くことはできるんですが、コーディングAIはもう一歩踏み込んでて。プロジェクト全体のファイルを読んだうえで「ここを直してほしい」という指示に応えたり、テストを自動で実行したり、変更のレビューをしてくれたりする。要は、エンジニアの仕事の進め方を変えるツールです。
経営者として把握しておく価値があるのは、「1人の若手エンジニアが使いこなしたら、生産性が体感で3倍くらいになる」という話が現場から多く聞こえてきているからです。外注費の感覚も変わってくるし、内製化できる範囲も広がる。
Claude Code(Anthropicのターミナル型エージェント)
Claude Code は、ClaudeのメーカーであるAnthropic が出している公式のコーディングツールです。
特徴はターミナル(コマンドラインの黒い画面)から動かすこと。エンジニアが慣れ親しんでる操作環境にAIが入り込む設計で、ファイルの読み書きからコマンドの実行まで自律的に動いてくれる。「これをやって」と指示するだけで、必要なファイルを自律的に読んで、コードを修正して、テストを回して、結果を報告する。これを「エージェント型」と呼ぶんですが、要するに細かく手順を指示しなくても動くAIです。
料金は Claude の既存プランに乗っかる形で、Pro(月20ドル前後)で使えます。より大きな処理量が必要な場合は Max プラン(月100ドル前後〜)という選択肢もある。API経由で使うことも可能です。
僕自身がこれを毎日使ってるんですが、正直「コードを書く時間」より「何をやってほしいかを伝える時間」になってきている感じで、仕事の感覚がかなり変わりました。
Cursor(IDEのスタンダード)
Cursor は VS Code(エンジニアが最もよく使うコードエディタ)をベースに、AIを深く組み込んで作られたツールです。
VS Codeに見た目が似てるので、エンジニアが乗り換えやすい。「今まで使ってた開発環境のまま、AIをフル活用できる」という設計です。コードを打ってる途中に次の行を予測してくれたり、「このコードの意味を説明して」「このバグの直し方を教えて」「テストを書いて」という指示に答えてくれたりする。
2024年ごろから急速に普及して、今や「コーディングAIを使ってる人はだいたいCursorから始める」くらいの存在感があります。料金は Hobby(無料)から始まり、Pro(月20ドル)が使い込む人の主流プランです。
面白いのは、Cursor の中で動かすAIのモデルを選べること。Claude Sonnet 4.6 や GPT-5.5 など複数のモデルを「このタスクにはこれ」と使い分けられる。ツールとしての完成度が高いので、エンジニアが「次のプロジェクトで試したい」と思ったときの入口として選ばれやすいんだと思います。
Antigravity(Googleの追撃)
Antigravity は、Googleが2025年11月に出したエージェント主導型のIDEです。
発想がCursorとちょっと違って、「AIエージェントが中心で、人間はそれをコントロールする」という設計になってる。エディタ画面に加えて「マネージャー画面」というのがあって、複数のAIエージェントが並行して別々の作業を進めているのを眺めながら指示を出せる。工場の工程管理みたいなイメージかな、と思ってます。
Gemini 3.1 Pro を軸にしながら、Claude や GPT 系のモデルも使える。Windows / Mac / Linuxで無料で使えます(2026年5月時点)。
ただ、2026年5月時点ではまだ安定性に課題があるという声が多くて、「本番の重要な作業に毎日使う」にはもう少し熟成が必要な段階かもしれない。でも「Googleがコーディング分野に本気で入ってきた」というのは事実で、今後の動向を知っておく価値は十分あると思ってます。
GitHub Copilot(補完特化の老舗)
GitHub Copilot は、Microsoft傘下の GitHub が出しているコーディング支援ツールで、この4つの中では一番歴史があります。2021年から使われてきた「補完特化」の老舗です。
特徴は「コードを打ち始めたら続きを予測して出してくれる」補完精度の高さ。チャット機能や修正提案の機能も入っていますが、「コードを書く手が止まらない」体験として浸透してきた経緯があります。
料金は Pro(月10ドル前後)から始まるので、「とりあえずAI補助を試したい」という最初の一歩として社内のエンジニアが選びやすい価格帯と知名度があります。
経営判断としての意味
ツールの詳細より、「この波が何を変えるか」の感覚の方が経営者には大事だと思ってます。
これらのツールを使いこなしてるエンジニアとそうじゃないエンジニアでは、同じ仕事をするのにかかる時間が変わってきてます。採用や外注の評価軸が変わるかもしれない。「AI活用してますか?」は普通に聞いていい質問になりつつあると思います。
「コードは全部外注」という会社でも、社内に一人でもコードに触れる人がいたら、AIが手伝ってくれる環境が整ってきたぶん、意外と自社でできることが増えてくる感触があります。
ITパートナーに聞いておくべきこと
「使いこなせるようになれ」とは全然思ってないです。ITパートナーや外注先のエンジニアと会話するとき、こんな質問ができたら十分だと思ってます。
「最近 Cursor や Claude Code は使ってますか?」
これだけでいい。使ってるなら「どんな感じですか?」と続けるだけで会話になる。「名前を知ってる」というのは、相手には「話が通じる」というサインになるので、それだけで関係の質が変わる気がしてます。
宮古島でもこういうツールを使いこなしてるエンジニアとのつながりが増えたら面白いし、「うちにもエンジニアがいて、こういうの使ってますよ」って話が増えてくれたら嬉しいです。
まずは「Claude Code、Cursor、Antigravity、GitHub Copilot」の4つの名前だけ覚えて帰ってください。それで今日は十分です。
気になることがあれば、ONEstaに気軽に相談してね。