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  3. Claude Projects、業務情報を覚えさせる使い方。社内ナレッジを置き場所に

お疲れさまです、にっしーです。先週、宮古島でホテルの受付やってる知人と久しぶりに話したんですよ。「最近Claudeで問い合わせメールの返信やってるよ」って話になって、「でも毎回『うちは宮古島のこういう宿で〜』から説明するのがしんどくて」ってぼやいてた。

分かるんですよ、その感覚。最初の5行がずっと同じ説明文になるやつ。

それ、Projects使えば一発で解決するよって話をしました。今日はその話を書きます。

Claude Projectsって何

Claude Projectsは、Claude Pro以上のプランで使える機能です(2026年5月時点)。

一言で言うと「毎回ゼロから説明しなくていい専用の作業スペース」です。

通常のClaudeは会話を開くたびにリセットされます。「ウチは宮古島にあるこういう宿で〜」って毎回打ち込まないと、Claudeはあなたの会社のことを何も知らない状態で返してくる。これが面倒なわけです。

Projectsを使うと、プロジェクトごとに「業務の説明書」と「参考ファイル」を事前に置いておける。そのプロジェクト内で会話すれば、Claudeは毎回その情報を踏まえた状態で答えてくれます。

設定は1回だけ。あとは繰り返し使い回せる。それだけの話です。

解決する問題

「Claudeって便利なんだけど、毎回同じ説明をするのがだるい」という壁、わりと早い段階でみんな当たると思うんですよ。

宿の人なら「うちは宮古島北部の1棟貸しで、チェックインは15時から〜」という前置きを毎回入れる。飲食店なら「うちは座席20席でテイクアウトも対応していて〜」という文脈を毎回貼り付ける。農家さんなら「うちはマンゴー農家でブランド名は〇〇で〜」という説明が毎回必要。

全部、Projectsを使えばなくせます。

設定3ステップ

やり方はシンプルです。

ステップ1: Projectを作る
Claude.aiのサイドバーから「New Project」を選んで名前をつけるだけ。「予約問い合わせ対応」「SNS投稿」「農産物説明文」など、用途ごとに分けて作るのが楽だと思います。
ステップ2: System Prompt(業務の説明書)を書く
プロジェクトの設定画面に「Custom instructions」という欄があります。ここにClaudeへの前提情報、つまり「うちは宮古島の〇〇という宿で、こんな口調で答えてほしい」という情報を書きます。詳しくは次のセクションで。
ステップ3: Knowledgeにファイルをアップロードする
マニュアル、料金表、FAQ、過去のメール例などを入れておくとClaudeが会話のたびに参照してくれます。設定はこれで完了です。

System Promptの書き方

ここが一番大事だと思うんですよね。曖昧だとClaudeが戸惑います。

書くべきなのは4点くらいです。業種・規模(「宮古島市内の1棟貸しの宿、オーナー1人運営」)、口調(「丁寧だけどカジュアルすぎない文体で」)、避けるべき表現(「過度に丁寧すぎる敬語は避けて」)、よく使う略語や固有名詞(「『前浜』は与那覇前浜ビーチのこと」)。

5〜8行くらいで十分です。長すぎると回答がぼんやりしやすいので、使いながら少しずつ足していく方が良いと思います。

Knowledgeに入れるもの

何でもいいわけじゃなくて、実際に返信や文章に使う情報を入れるのがコツです。

よく入れるのは、予約・問い合わせの対応マニュアル、料金表・プラン一覧、FAQ集、過去のメール例、商品やサービスの説明文あたりです。PDFでもテキストでもWordでも入ります。

注意点が1つあって、詰め込みすぎは逆効果です。10個も15個も入れると、Claudeが「どの情報を使えばいいか」迷い始めて回答がぼんやりしやすくなる。用途に直結する3〜5個に絞るのが、僕的には今のところ一番しっくりきてます。

にっしー的に実際に使ってるプロジェクト3つ

宮古島の業種に合わせると、こんな使い方が合うんじゃないかと思います。

観光宿の予約問い合わせ対応
Knowledgeに料金表・周辺案内・チェックイン案内を入れておく。「○月○日に2名で泊まれますか」という問い合わせが来たとき、毎回「うちの宿は〜」という説明なしで返信の下書きが作れます。1通5分くらいで動く感じです。
飲食店のSNS投稿
「平良の居酒屋で毎日仕入れ状況をインスタとFacebookに投稿してる」という前提をSystem Promptに書いておく。「今日はアジがいいよ」と打ち込むだけで投稿文の案が3パターン出てくる状態になります。
農家の商品説明文
「マンゴー農家で、ブランド名は〇〇、糖度〇〇以上を出荷基準にしている」という情報をSystem Promptに入れておく。「新しい品種の説明文を書いて」と投げるだけで、前置き不要で動いてくれます。

ChatGPTのGPTsとの違い

「それってChatGPTのGPTsと同じじゃないの?」という疑問が出ると思うので一応書いておきます。

機能の考え方は似ていますが、一番の違いは「公開するかどうか」です。

GPTsはユーザーが作ったカスタムAIを他の人に共有・公開できます。「GPTストア」に並べて誰でも使える状態にできる。一方、Projectsはあくまで使う人だけの作業スペースです。プライベート前提で作られています。

宮古島の小さい事業者さんが業務用に使う分には、外に公開する必要もないので、Projectsの方が使い方としてシンプルかなと思います。

Claude Proの月額料金(2026年5月時点では月数千円の範囲。詳細は公式サイトで確認を)を払えば使える機能です。

やりがちな失敗

System Promptが曖昧
「宿の文章を書いてください」だけだとClaudeには情報が足りません。業種・規模・口調の指示・避けたい表現を書いておくだけで、回答の精度がかなり変わります。最初は短くてもいいので、使いながら少しずつ足していく感じが良いと思います。
機密情報の取り扱い
お客さんの個人情報や非公開の契約内容などは、Knowledgeに入れないのが無難です。Claudeに渡した情報はAnthropic側のサーバーを経由します。「ホームページに載せても問題ない情報かどうか」を判断基準にするといいかなと。機密情報が含まれる場合は、入れる前に会社の方針を確認してください。

毎回同じ説明を打ち込むのって、地味に時間と気力を削られるんですよ。その5行をなくすだけで、作業に入るまでのテンションがだいぶ変わる。Projectsの設定自体は30分もあれば終わるので、「試してみようかな」と思ったら今日やってみてほしいです。

Claudeの基本から知りたいという場合はClaudeを使い始める最初の30分も読んでみてください。3大AIの違いが気になったらChatGPT・Claude・Gemini、3大AIの違いと使い分けが参考になると思います。業務での具体的な活用例は宿の予約問い合わせメール、AIで5分/件に圧縮も見てみてください。

うまく使えるか不安だったら、ONEstaに気軽に相談してみてください。宮古島の業種に合わせたProjectsの設定、一緒に考えますよ。