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  3. メニュー説明文、Claudeで一気に書く。原材料からシズル感ある一文へ

どうも、にっしーです!最近、マンゴーの季節が近づいてきて、平良の市場が少し色づき始めてきたんですよね。宮古島の初夏ってこういう感じで始まるな、って毎年思います。

で、先週その近くの居酒屋で友達と飲んでて、こんな話になったんですよ。「新しいメニュー20品追加したいんだけど、説明文書く時間がねぇ」って。写真を撮るのはなんとかなるらしいんだけど、文章を書く方が地獄だって言うんですよね。にっしーですぜ!

確かにそうなんですよ。料理人が文章書くのは本業じゃないし、20品を1本1本書いてたら半日どころか、営業終わりのくたくたの頭でやるわけで、それがまたしんどい。夜の仕込みが終わって、掃除して、レジ締めて、そこから「説明文20本書こう」ってなれる人、正直どのくらいいるんですかねという話で。

そこでAIの出番です。

まず渡す情報を整理しておく

AIに投げる前に、料理1品ごとに「渡す素材」を手元でメモしておくと速いんですよ。

僕がお客さんの飲食店と一緒にやってみた時に気づいたんですが、この3点セットが揃えば、AIはかなり良い文章を出してくれます。

料理名・素材・調理法: これが骨格。「何を・どこ産の素材で・どう火を入れたか」。宮古島の素材が使えるなら、そこは書き込んだ方がいいと思うんですよ。「宮古島産の島豆腐」「宮古味噌ベースの出汁」「雪塩で味付け」みたいな一言が、観光客にも地元の人にも刺さるんですよね。

シズルポイント: 「ふわっと」「とろける」「さくさく」「コクがある」みたいな感覚語が1〜2個あるかどうかで、読んだ人の唾液腺への効き方がぜんぜん違う(笑)。素材と調理法だけ書いても食欲に結びつかないことが多くて、ここが腕の見せどころというか、ここをAIにも意識させるのがポイントです。

客層の情報: 誰に向けて書くか、これがないと文章の温度感がブレる。地元の常連さん向けと観光客向けでは、同じ料理でも切り口がまったく変わるんですよね。この話は後でもう少し掘り下げます。

実際のプロンプトの型

こんな型をベースに使ってます。

あなたは宮古島の地元向け居酒屋のメニュー説明文を書くプロです。
以下の情報をもとに、お客さんが「これ頼みたい」と思える説明文を3案書いてください。

【料理名】島豆腐の揚げ出し
【使っている素材】宮古島産の島豆腐、出汁は宮古味噌と鰹節ベース
【調理法】高温でさっと揚げ、出汁あんをかける
【シズルポイント】外はかりっ、中はとろっとした食感
【ターゲット】地元の常連客と、宮古島の食材を楽しみたい観光客の両方
【文字数】60〜80字以内
【トーン】親しみやすい、押し付けがましくない

3案それぞれ、少し違う切り口で書いてください。

これを投げると、こんな感じで返ってくるんですよ。

  • 案1「宮古産の島豆腐を高温でさっと揚げ、宮古味噌ベースの出汁あんをかけました。外はかりっ、中はとろっ。地元の素材をシンプルに楽しんでほしい一品です」
  • 案2「宮古島産の島豆腐を使った揚げ出し。出汁あんのやさしい風味に、揚げたての食感が重なります。お酒の前にどうぞ」
  • 案3「島豆腐の揚げ出し。地元産豆腐をそのまま揚げて、宮古味噌の出汁あんで仕上げました。ふんわり、でも存在感のある一品です」

3案出てくるので、1つそのまま使うか、2案を組み合わせるか、店の言葉に直すかを選べる。この選ぶ作業は人間がやる。AIが出した言葉に「これじゃない」「ここだけ言い直したい」という感覚があるなら、それがその店の個性なんです。

1品5〜10分。20品あっても2〜3時間以内で全部下書きが揃う感覚があります。

観光客向けと地元客向けで切り口を変える

同じメニューでも、誰に向けて書くかで文章の角度がぜんぜん違うんですよ。これに気づいてから、プロンプトの組み方が変わりました。

たとえば「島豆腐の揚げ出し」を3パターン書くとすると。

観光客向けなら「宮古島産の島豆腐」「宮古味噌」という固有名詞を前に出して、「ここでしか食べられないもの感」を出す。「宮古島の素材を使った〜」を書き出しに持ってきたら、それだけで観光客の目が止まる。

地元の常連さん向けなら逆で、固有名詞より「食べ方」「おすすめの頼み方」を前に出した方が刺さる気がします。「泡盛のアテに」「最初の一品に」みたいな提案型が馴染みやすい。地元の人は宮古島の素材であることをもう知ってるわけで、「また宮古産かよ」ってなることもあるんですよね(笑)。

インバウンド向けに英語やシンプルな表現で書く時は、素材名のカタカナを減らして「tofu」「miso」を括弧で添えながら、「crispy outside, soft inside」みたいな感覚語を英語で入れるとAIはうまくやってくれます。日本語で書いたものを「英語に直して」と頼むより、最初から「英語で書いて」と投げた方が自然な文章が出てくることが多いです。

こういう書き分けを手作業でやろうとすると、20品×3パターンで60本の文章を書くことになる。AIなら一日でできる作業量です。

Vision機能で写真から文章を作る

これが最近ハマってる使い方なんですよ。

料理写真をAIに見せて「この料理の食欲をそそるポイントを3つ挙げて、それをメニュー説明文にしてください」と頼むだけで、写真の情報から自動でシズル表現を拾ってくれる。撮りたての料理写真を貼り付けると、断面の色味とか、とろみの出方とか、湯気の感じとか、テキストで言語化されて出てきます。

「写真で伝わってるのに、文章がそれに追いついてない」という問題が飲食店には多いと思ってて。このVision機能を使うと、その差が埋まっていく感じがするんですよね。

一回だけ失敗したことがあって。宮古牛を使ったステーキの写真を貼ったら、AIが「赤身の美しい〇〇牛」と出してきたんですよ。あれ、この牛どこ産?ってなって見たら、全然違う産地の牛の名前が入ってた。写真からは産地が分からないので、あて推量で出してきたみたいで。

だから写真だけに頼らず、「素材の固有名詞だけは自分で入力して確認する」というルールを自分の中で作りました。写真はシズル感と食感の言語化に使って、産地や素材名は手打ちで渡す。このセットが一番安全で、一番良い文章が出てくる気がします。

実際にお客さんと一緒にやってみた話

平良で居酒屋をやってる友達と、その場で試したんですよ。手元にあったメニューの素材と調理法を5品分メモして、さっきのプロンプトに流し込んだら、20分くらいで5品の3案ずつが揃いました。

「手書きだったら1時間かかる」って言ってた。あとは選んで、言葉を微調整するだけ。全品やっても今日中に終わりそうだってなって。

一番詰まったのが「どこ産の素材を使ってるか、ちゃんと整理してなかった」という点だったんですよね。素材名がふわっとしてたので、そこだけ確認しながら進めた。でも裏を返すと、「AIを使うために素材を整理する」という作業が、メニューの棚卸しになってよかったって言ってました。結果的にメニュー表の更新もすいすいできたって。

あとは「観光客向けと常連向けで文章を変えてみたい」という話になって、同じ5品を2パターンずつ出させたりもしました。計10品×2パターンで20案。それでも1時間かかってない。

まずは1品だけ試してみて

20品の説明文を今日全部仕上げようとするより、まずは今一番推したい1品だけAIに頼んでみてほしいんですよ。

上に書いたプロンプトをそのままコピーして、料理名と素材と調理法をお店の情報に差し替えるだけです。AIは無料枠でも使えるので、試すためのコストはゼロ。「なんか違う」と感じたら「もう少し地元感を出して」「もう少し短くして」とチャット形式で続けて言えばいい。会話しながら調整できます。

最初の1品が「あ、これでいけるじゃん」ってなれば、残りの19品も同じ要領です。難しいことは何もなくて、入力する情報をメモしておく時間の方がかかるくらい。

宮古島の飲食業のみんな、繁忙期に説明文に時間かけるのは正直しんどいですよね。落ち着いた時期に、AIで一気に下書きだけ作っておくという使い方もできると思います。飲食以外でも「商品説明を書くのが大変」という業種には同じ考え方が使えるので、農家さんの直売ページとか、民宿の客室説明とか、そういう相談もお気軽にどうぞ。

最初は誰でもこんなもんなので、まずは1品だけ触ってみてください。うちも最初そうだったから分かるんですけど、1品うまくいったら、あとは楽しくなってきますよ。一緒にやっていきましょう。気になったら気軽に連絡してください。

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