1. ホーム
  2. 業種別・自動化
  3. EC商品ページの説明文、AIで100点いっき書き。コンバージョン上げる構成

ハイ、にっしーです。先週、平良で雑貨屋さんやってる方と話す機会があってですね。楽天市場に出店してて商品が200点以上あるのに、説明文がまともに書けてるのは50点くらいで残りは「素材:綿100%」みたいなスペックだけの状態らしくて。「売上を上げたいのは分かってるんだけど、文章書く時間がない」っていう話で。

うんうん、それあるあるだなって思いながら聞いてたんですけど、AIを使った方法を試してもらったら「え、これ一日でいける?」ってなりまして。今日はその話です。

スペック行列と売れる商品ページの違い

まず整理しておくと、説明文が「素材:綿100%、サイズ:M・L・XL、カラー:ネイビー」みたいなスペック羅列だけのEC商品ページ、めちゃくちゃ多いんですよね。

でもお客さんがECで何かを買う時って、「素材」じゃなくて「着た時にどんな感じか」が欲しいと思うんですよ。「夏の宮古島でも汗が気にならないくらい涼しい」「洗濯機でガンガン洗えて型崩れしない」みたいな。スペックを体験に翻訳した一文がある商品ページは、ない商品ページと比べてコンバージョンが全然違う気がします。

ただ、その翻訳を100品分の商品説明文に書くのが、現実問題として無理なんですよね。1品15分かかるとして100品で25時間。1ヶ月の通常業務に加えて25時間を捻出するのは、小売の現場では正直キツい。

だから「スペックだけ入力ページ」が大量に生まれる。分かる、本当に分かる。

ここをAIで突破するのが今日の話です。

ブランドメモ1ファイルがすべての起点

にっしー流でいちばん大事だと思ってるのが、最初に「ブランドメモ」を1ファイル作っておくことです。

ブランドメモとは何かというと、「うちのお店はどんな店か」「誰に何を届けたい店か」をA4用紙1枚分くらいの文章にしたもの。

【店名】〇〇
【コンセプト】宮古島の自然素材を使った日常使いのプロダクト。
              日焼け・潮風・南国の空気に馴染む丈夫さを大切にしている。
【ターゲット】宮古島在住の20〜40代。観光客向けではなく、毎日使えるものを求めている人。
【トーン】親しみやすい。押し付けがましくない。素材と機能をシンプルに伝える。
【よく使う言葉】「使い続ける」「地元の素材」「毎日使えるもの」
【避ける表現】「高級感」「プレミアム」「こだわりの逸品」

これをAIに渡しておくと、「商品説明を書いてほしい」と依頼するたびにこのブランドの文脈で書いてくれるようになる。毎回「うちはこういう店で…」と説明しなくていい。

AIには「Projects」という機能があって、そこにこのブランドメモを入れておくと、プロジェクト内の会話では常にこの文脈が生きた状態になります。詳しい使い方はClaude Projectsの記事に書いてあるので気になったら見てみてください。

スペックCSVを渡して一気に生成する

ブランドメモが用意できたら、次は商品スペックをまとめます。

ExcelかGoogleスプレッドシートで、商品名・素材・サイズ展開・カラー・価格帯・特徴を1行1商品で整理する。10品分でも50品分でも、フォーマットは同じ。

これをAIに渡すプロンプトの型はこんな感じです。

以下の商品一覧について、各商品のEC商品ページ用の説明文を書いてください。

【条件】
- 文字数: 1商品あたり150〜200字
- ブランドのトーン: [上記ブランドメモの内容を貼り付ける]
- スペックを体験に翻訳してください(「素材:綿」ではなく「夏でも汗が気にならない」など)
- SEOキーワードを自然に含めてください(商品名+カテゴリ+特徴ワードの組み合わせ)
- 各商品に「この商品はこんな方に」を1文添えてください

【商品一覧】
商品名 | 素材 | サイズ | カラー | 特徴
Tシャツ A | コットン100% | S/M/L/XL | ホワイト・ネイビー | UVカット加工済み
〇〇 B | ... | ... | ... | ...
(以下続く)

これを投げると、10品なら数分で説明文のたたき台が出てきます。30品や50品の場合は20〜30品ずつのバッチに分けて投げるのが現実的です。1回のセッションで全量を一気に処理しようとすると出力が途中で切れることがあるので、小分けにしながら進める方がスムーズです。

もちろん全部そのまま使えるかというとそうでもなくて、うちのお店の言葉に直す作業は残るんですが、「ゼロから書く」と「たたき台を修正する」だと体感でいうと5倍くらい速さが違う気がします。

SEOキーワードの配置、Claudeに任せるとどうなるか

説明文の中にSEOキーワードを入れていく作業、実はAIが得意な分野だと思ってて。

お願いする時に「商品名+カテゴリ+特徴ワードの組み合わせを自然に含めてください」と伝えるだけで、ちゃんとキーワードを散りばめながら読み自然な文章を書いてくれます。

具体的にいうと「宮古島 雑貨 コットン Tシャツ UVカット」みたいなワードを詰め込んだだけの文章にならず、「宮古島の日差しを想定して設計した、UVカット加工のコットンTシャツ」みたいに自然に入れてくれる。

ただし注意点があって、SEOキーワードについては「競合が使っていて検索ボリュームがある言葉を選んで」とAIに任せ切りにするのは少し危ないと思ってます。キーワード選定は人間がやって、「この言葉を必ず使ってください」と指定する使い方が一番安全かなって。

カラー違い・サイズ違いのバリエーション展開

楽天市場やAmazon、Shopify、BASE、Storesでよくある「同じ商品のカラー違いが3色ある」とか「サイズ違いがS・M・L・XLある」とか。

それぞれに別ページが必要だったり、各バリエーションの説明文を書き分けないといけない場面ってありますよね。

これもAIに「ネイビー版・ホワイト版・カーキ版で、それぞれの色のイメージに合わせた説明文を書き分けてください」と頼むだけで、3パターン出てきます。

ネイビー版:「深みのある宮古ブルーを思わせるネイビー。
              海と空が混ざり合う色として、島の人に長く愛されているカラー。
              落ち着いた場にも日常にも使いやすい一色です」

ホワイト版:「南国の光に映える、クリアなホワイト。
              強い日差しの中でも清潔感が保ちやすく、
              夏のヘビーユーズにも耐える加工を施しています」

こういう書き分けを、手作業でやろうとすると「ネイビーとホワイトって何が違う感じで書けばいいんだろう」と詰まりやすいんですが、AIに任せるとサクッと出てきます。あとは「ここの言葉だけ直したい」という細かいチューニングをすれば完成。

FAQも同時に作っておくと後が楽

商品説明文と一緒に、そのページのFAQセクションも生成できると一石二鳥です。

「この商品によくある質問と回答を5つ生成してください」と追加で頼むだけで、

  • 「洗濯機で洗えますか?」→「コットン100%のため手洗いまたは洗濯ネット推奨です。乾燥機は縮みの原因になるため避けてください」
  • 「サイズ感はどうですか?」→「日本の標準サイズより少しゆったりしています。ジャストサイズが好みの方はワンサイズ下をお試しください」

みたいなQAがズラッと出てきます。

FAQがあると「この商品の購入前の疑問」が解消されるので、問い合わせが減るし離脱率が下がるし、Googleからの評価的にも悪くない気がしてます。商品説明文を書くタイミングで一緒に作っておくと、後から「やっぱりFAQ付けようかな」となった時に楽です。

Claude Proで100品、やれるのかという現実

「月数千円で100品の説明文を書き切れるの?」というのはよく聞かれる話なんですけど、個人的な体感だと全然やれると思ってます。

Claude.aiの有料プランは月20ドル前後(2026年5月時点の日本円換算で約3,000円前後、最新の料金は公式で確認してください)。100品の説明文をFAQも含めて1ヶ月かけてやり切るくらいの量なら、20〜30品ずつのバッチに分けて進めることで現実的にこなせるキャパシティがあります。

APIを使う選択肢もあって、大量処理をプログラム的に回したい場合はAPIの方が速くて安い。ただAPIは少し技術的な話が入ってくるので、まずはAIの画面上でやってみてから必要に応じてという感じかなと思ってます。

僕も最初はAPIよりAIの画面で試してみて、「あ、これいける」ってなってからAPI使いたいかどうか判断するスタンスです。

一回試してみてほしい、マジで

100品の説明文を最初から全部やろうとするとしんどいので、まずは今一番売りたい商品を3品だけ選んで試してみてほしいです。

ブランドメモを書くのに30分、3品のスペックをまとめるのに15分、AIに投げて出てきたのを確認・修正するのに30分。トータル1時間ちょっとで、3品の説明文がちゃんとしたものに変わる体験ができると思います。

「最初だけちょっとしんどい、でも慣れたらめちゃ速い」というタイプの作業なんですよね。3品やって「やれるな」ってなったら、あとは同じ要領で積み上げるだけです。難しいことは何もない。

宮古島で小売やってるみんな、ECで商品説明文が薄くて悩んでいる人、一緒にやっていきましょう。もし「うちの商品でどうやるか相談したい」という方は、ONEstaに気軽に連絡してみてください。

ONEstaへのお問い合わせはこちら

関連記事