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  3. 英語・中国語・韓国語の問い合わせ、AIで一発返信。翻訳ツール往復は不要

にっしーですよ〜。最近、宮古島の宿のオーナーさんとご飯食べる機会があって、「OTA経由で外国語のメールが来るんだけど、いつも翻訳サービスと格闘して30分消えるんよね」って話を聞いたんです。AirbnbとかBooking.comで部屋を出してると、英語・中国語・韓国語の問い合わせが普通に来る。「読むこと」と「返すこと」の両方がしんどい、と。

これ、今のAIなら結構楽になると思うんですよ。今日はその話を書きます。

OTA時代の宿あるある、外国語メールが普通に来る

宮古島に来る観光客、数年前から外国人比率がじわじわ上がってますよね。中国・台湾・韓国からの旅行者も多いし、英語圏から来る人も普通にいる。OTA(オンライン旅行サイト)に宿を載せてると、日本語しか設定してなくても外国語で問い合わせが来ることがある。

こういう問い合わせ、大体こんなパターンです。

  • 食事のアレルギー・食制限について: 「ハラル食対応できますか」「ナッツアレルギーがあるんですが朝食はどうですか」
  • チェックイン時間の確認・変更交渉: 「フライトが遅れそうで、夜10時着になりそうです」
  • 部屋タイプへのリクエスト: 「子連れなので和室希望なんですが空いてますか」
  • 周辺情報: 「宿から砂浜は歩いて行けますか」「空港からタクシーで何分ですか」
  • キャンセルポリシーの確認: 「何日前なら無料でキャンセルできますか」

どれも難しい質問じゃない。でも外国語で来ると、翻訳して、意図を掴んで、適切な温度感で返す、その全工程が一気に重くなる。

Google翻訳との違いは「意図と温度感」を掴むかどうか

Google翻訳は「文字」を変換する。Claudeみたいなチャット型AIは「文章が伝えようとしていること」を読む。これが実際に使ってみると全然違う体験なんです。

たとえばこんな英語メールが来たとします。

“Hi, I have a serious nut allergy. Can you accommodate me? I’m a bit worried.”

Google翻訳に入れると「こんにちは、私はナッツに深刻なアレルギーがあります。対応できますか?少し心配です。」という訳が出ます。内容は分かる。でも「少し心配です」の部分、送り手は実はかなり不安を感じてると思うんですよね。

AIに「このメールを日本語訳して、返信案を3パターン出して」と頼むと、こういうふうに返ってきます。

日本語訳の解釈: 「ナッツアレルギーをお持ちのゲストで、受け入れ可能かどうか、かなり不安そうに確認しています。単純な可否だけでなく、具体的な対応内容まで伝えると安心してもらいやすいです。」

返信案(3パターン): – パターンA: 対応可能な場合の丁寧な返信 – パターンB: 確認が必要な場合の中間回答 – パターンC: 対応が難しい場合の代替案を示す返信

翻訳だけじゃなくて「この人どういう気持ちで書いてるか」「どう返すのが適切か」まで一緒に考えてくれる感じがある。これが単純な翻訳ツールとの一番の差かなと思ってます。

実際の手順、3ステップで動く

ステップ1:Claudeを開いて「宿の情報」を先に渡す

Claudeの「Projects」機能を使うのが理想ですが、まず試してみるだけなら普通のチャット画面で全然OKです。最初に宿の基本情報をAIに渡しておくと、返信の精度が上がります。

こんな感じで渡せます。

あなたは宮古島にある小さな宿のスタッフです。

宿の基本情報:
- チェックイン:15時〜(事前連絡があれば調整可)
- チェックアウト:11時
- 朝食:なし(近くに食堂が2軒あり)
- 駐車場:あり(無料)
- 英語・中国語・韓国語の対応:可(返信のみ)
- 食事アレルギー対応:要事前連絡(個別対応)

問い合わせへの返信を書く際の注意:
- 事実確認が必要な部分は[要確認]と書いてください
- 温かく、でも大げさじゃないトーンでお願いします

この「うちのルール」をAIに渡しておくことで、返信の方向性が固まります。Projectsに保存すれば毎回貼らなくて済む。

ステップ2:問い合わせをそのまま貼り付けて「日本語訳と返信案3パターン」を頼む

外国語のメールが来たら、そのままコピーしてAIに貼って、こう続けます。

以下の問い合わせメールを日本語に訳してください。
その後、元の言語(英語 / 中国語 / 韓国語)で返信案を3パターン出してください。

(メール本文をここに貼る)

AIが日本語訳を出してくれるので「何を聞いてるか」が分かる。そのうえで3パターンの返信案から選んで、細かい事実(空室の有無・送迎可否など)を人が確認して書き加えて送る、という流れです。

ステップ3:言語別の温度感はAIに任せる

英語・中国語・韓国語って、実は「丁寧さの作り方」が全部違うんです。

英語はわりとフランクに書いても失礼にならない。むしろ硬すぎると逆にそっけない印象を与えることがある。中国語は礼儀を形式で表す表現が好まれる傾向があって、書き出しの「您好」とか締めの「期待您的回复」みたいな定型表現がちゃんとあった方が自然に読まれる。韓国語は「합니다体」と「해요体」の使い分けとか、丁寧度のバランスが地味に細かい。

この「言語ごとの空気感の調整」をAIはかなりちゃんとやってくれます。日本語で「こういう内容を返したい」と伝えれば、その言語の文化的な温度感を考慮した文章を出してくれる。翻訳っぽい機械感が出にくいのが、使ってみて一番驚いたところです。

ハマりどころと対策

正直に書きます。

固有名詞(宿の名前・地名)は必ず確認する

AIは固有名詞をたまに変な訳し方をします。宿の屋号、宮古島の地名(例えば「与那覇前浜」「来間島」など)は、翻訳後に正しく表記されてるかチェックが必要です。地名の読みを間違えたまま送ってしまうのは気まずいので、ここは目で確認する習慣をつけた方がいいと思います。

宿独自のルール・ポリシーは事前にAIに渡す

「うちは素泊まりのみ」「ペット不可」「エキストラベッドは有料」みたいな宿ごとの決まり事は、最初の「宿の情報」に全部書いておくのが大事です。AIはその情報をもとに返信を組み立ててくれるので、渡してない情報については「[要確認]」と書いてくれます。渡す情報が多いほど精度が上がる。

「急いで確認が取れない」状況での中間返信

チェックインの時間変更交渉や、特殊な食事アレルギー対応の可否など、すぐには答えられないケースがあります。こういう時はAIに「確認中である旨を伝え、翌日までに回答すると伝える返信を書いて」と頼むと、適切な中間回答を出してくれます。何も答えないよりずっといい。

費用の話

Claude Proは月数千円のサブスクです。これで英語・中国語・韓国語の問い合わせ対応が変わるなら、というコスパの話ですよね。翻訳ツールを別途契約したり、外国語が分かる人に依頼したりするコストを考えると、だいぶ安い選択肢だと思います。

無料のClaudeでも試せます(無料枠は1日あたりの使用量に制限がありますが、問い合わせ数が少ない時期に試してみるにはちょうどいい)。まず無料で触ってみて、「これ使えるな」となったらProに移行するのが自然なステップかなと思ってます。

最初は一本だけ試してみて

外国語の問い合わせを受け取った時の「あ、またか」って気持ち、宿のオーナーさんならけっこう分かってもらえると思うんですよ。あのプレッシャーが少し減るだけで、繁忙期の体力の使い方が変わる気がします。

難しい設定は何もいらないです。Claude(無料でOK)を開いて、外国語メールを貼って、「日本語訳と返信案3パターン出して」これだけ試してみてほしいです。

宮古島でこういう使い方してる宿が増えたら嬉しいなって思ってて。もし「うちの宿に合うプロンプト、一緒に作りたい」「実際に動かしてみたい」ってなったら、ONEstaに気軽に声かけてみてください。

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