やあ、にっしーだよ。1月の宮古島、正月明けで通りも空港もちょっと落ち着いた感じになってて、夜は北風が強くて結構冷えるんですよね。コーヒーがどんどん進む季節です。
そんな静かな時期なんですけど、最近「AIにいくら使えばいいのか分からない」って声をよく聞くんですよ。観光業のオーナーさんとも飲食店の方とも、話すたびにこのテーマが出てくる。
ぼくらONEstaは、ここ2年ちょっとでAIツールにだいたい200万近く突っ込んできたんですよ。ほとんどは試行錯誤で、正直「溶かした」という表現がいちばん正確なくらい。そのなかで「あ、この規模ならこの使い方が正解だな」ってのがだんだん見えてきた話を今日はします。
個人事業主・1人会社(月3,000〜6,000円)
1人でやってる場合、AIツールへの出費は月3,000〜6,000円が無理のない範囲だと思ってます。
主力は「Claude Pro か ChatGPT Plus、どちらか1本」でOKです。どちらも月20ドル(2026年5月時点でおよそ3,000円前後)。どっちか好きな方を選べばいい。ちなみに僕はClaudeが好きなんですよね。長文を渡しても崩れにくいし、文章の下書きを頼むと自然な感じが出やすいので。でも「もうChatGPT使い慣れてる」ならそれを継続するのが一番いい気がします。乗り換えコストの方がもったいない。
Gemini Advanced(Google AI Pro)は月19.99ドル。GoogleドキュメントやGmailと連携させたい場合はこっちが便利な場面もあります。
1人でやっているなら、まず主力1本に絞って3ヶ月使い込む。それだけで十分な体験が積めるし、「月数千円でここまでできるのか」という感覚がつかめます。この段階で2本3本と増やすのは、お金より時間を使うことになって、どれも中途半端になりがちなので。
2〜5名のチーム(月10,000〜25,000円)
2〜5名になってくると、複数の用途が出てきます。文章作成だけじゃなくて、チラシ用の画像が欲しい、SNS投稿用のビジュアルを出したい、となってくる規模感です。
この人数なら「主力テキストAI 1本 × 画像生成1本」の2本立てが使いやすいと思ってます。
テキスト系はClaudeかChatGPT、どちらかのTeamプラン、またはメンバーが個別にProプランを持つ形。Teamプランの場合、Claude Teamは1人あたり月30ドル(最低5席から)、ChatGPT Teamは1人あたり年契で月25ドル。5人で計算すると月15,000〜18,000円くらいになります。
画像生成は用途で選ぶのがいいと思ってて。SNS用の素材やちょっとしたビジュアルを作るなら、Midjourney Basicが月10ドル、Adobe Firefly Standardが月9.99ドル。どちらも月1,500円ちょっとで使えます。
あとは動画や音楽が必要かどうか。例えばお店の紹介動画のBGMを毎回作りたいなら、Suno Proが月10ドル(商用利用可)。無料プランは1日50クレジットで10曲ほど使えるので、月に数曲程度なら無料でいける場合もあります。この「スポット枠」をどこに置くかは、業種と使い方次第で変わってくる感じです。
6〜10名のチーム(月30,000〜60,000円)
この規模になると、「誰がどのツールを使う担当か」が決まってくるのが理想で。全員が全部のツールを使う必要はないし、むしろそれをやると「入力した情報が散らばってて何も積み上がらない」という状況になりやすいです。
テキスト系の主力AIはTeamプラン一択の方が管理しやすいと思ってます。ClaudeかChatGPT、どちらかに統一して全員が同じプロンプトの型を共有していく。ここで「人によって使うAIが違う」になると、ノウハウが属人化するんですよ。「あの人のやり方がよかったけど退職した」で積み上げたものが消える。
業種に応じて特化ツールを追加するのがこの規模から現実的になってきます。例えば宿泊業なら多言語メール対応でClaudeを入れる、飲食店なら口コミ返信テンプレとメニュー文章生成、農業なら直販ページの商品文章生成、みたいに。使い所が決まってると費用対効果が見えやすい。
月30,000〜60,000円という幅があるのは、業種や使い方によってかなり変わるからで。最低ラインはTeamプラン(5〜10名)と主力画像生成1本で3万円台に収まるし、動画生成やナレーション生成を加えると5〜6万円台になってくる感じです。
やってはいけない予算配分
これ、200万溶かす前に知りたかったパターンを書きます。
誰も使わない高額ツールを払い続ける。「機能がすごそうだから契約した」だけで、実際に業務に組み込まれていないツールへの支払いは完全に無駄です。ONEstaも一時期、月4〜5万円ぶんのツールを並列で動かしてて、実際に毎日使ってたのは2本だけ、みたいな時期があった。最初の1〜2ヶ月は「試し期間」で複数触るのはいいとして、3ヶ月経ったら使ってないものはいったん止める判断をやっておくのがいいと思います。
全員が別々のツールを使う。「自分はClaude派」「私はChatGPT派」が混在すると、プロンプトのノウハウが共有されないし、請求が個人バラバラになってコスト把握もできない。1本に統一しなくていいけど、役割で分けるのがいい。テキストはこれ、画像はこれ、と決める。
最初から大型プランを入れる。ChatGPT Enterpriseは月60ドル以上かかるし、導入コンサル費用が別途かかるケースもある。2〜3名でも「スタンダードプランで不足する具体的な理由」がないなら、大型プランは早い。使いながら必要になったら上げていけばいい。
200万溶かして分かった予算の鉄則
体験から言えること、3つだけ書きます。
まず「月数千円から始めて、3ヶ月使ってから判断する」。1人ならPro1本3,000円でいい。半年先の費用計画より、今月3,000円払って試した方が情報の質が全然違う。
次に「業種と用途を先に決める、ツールは後」。「AIを導入する」が目的じゃなくて、「繁忙期の問い合わせ返信を半分の時間にしたい」とか「メニュー説明文の更新を月1回ちゃんとやりたい」という具体的な業務課題から入る。その課題に合うツールを選ぶ順番が正解だと思ってます。
最後に「合わなかったら止める、の権限を最初に決めておく」。月課金のツールは止めやすいように設計されてる。使ってみて「うちには合わなかった」なら翌月にキャンセルすればいい。始めた手前なかなか止められない、という状況が一番お金を溶かすパターンです。
次に読んでほしい記事
「じゃあ月数千円でどのくらい時間が浮くの?」が気になったら、月数千円のAIで何時間浮くか、ROI試算に数字を書いてます。
「どの業務をAIに任せて、どこは人間がやるのか」という線引きの話は、AIに任せる業務/任せない業務の線引きで整理してます。
「社内でどのツールに統一するかを決めたい」なら、Claude/ChatGPT/Gemini、社内標準どれにするも読んでみてください。
まずは1本から、月数千円だけ、3ヶ月だけやってみてください。そこで得た実感が、次の予算判断の一番の根拠になります。難しいことは何もないし、合わなければ止めればいい。一緒にやってみましょう。
AIツールの選び方や使い方に迷ったら、ONEstaに気軽に相談してみてください。宮古島の事業者さんの相談、よく乗ってます。