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  3. ふるさと納税PR文、AIで返礼品を魅せる。応募が伸びる5つの型

どうも、にっしーですよ〜。今日は宮古島の農家さんや食品事業者さんに向けて書いてます。

先週、市内で果樹農家さんと立ち話になってね。「ふるさと納税に登録はしてるんだけど、なかなか選んでもらえなくて」ってぼやいてた。写真も撮ってる、価格もそれなりに設定してる。なのに検索で並んでも埋もれる、と。

話を聞いてみると、PR文がけっこうそっけない感じで。「宮古島産マンゴー 約1kg 産地直送」みたいな。商品の説明としては間違ってないんだけど、読んだ人が「これ食べたい!」ってなるかというと、なんか地味なんですよね。

ふるさと納税って、寄付者は全国にいて、宮古島のことを知らない人も多い。「宮古島産マンゴー」と打ち込んで、いくつもの農家のページが並んだとき、PR文の一行で選ばれるかどうかが変わってくる気がしています。

で、これAIで改善できるんですよ、という話を今日はします。

ふるさと納税ポータルの制約を先に知っておく

まず実態から。ふるさと納税のポータル(楽天ふるさと納税、さとふる、ふるなび、ふるさとチョイス等)には、商品説明文を書く際に覚えておくべき制約があります。

文字数制限。ポータルごとに違いますが、商品タイトルは40〜60字程度、説明文の最初の100〜200字程度が検索結果の要約として表示されることが多い、というのが体感の幅です。正確な制限は各ポータルの出品ガイドラインで確認してもらうとして、いずれにせよ最初の1文で勝負が決まる感覚で組むのが安全だと思います。

写真枚数の上限。多くのポータルで5〜10枚程度。全部使うのが基本ですが、写真のキャプション(説明文)も重要で、写真とセットでPR文を考えた方がいいです。

自治体審査がある。宮古島市の場合、返礼品の登録には市の確認が入ります。誇張表現や根拠のない品質表現は修正を求められることがある。事実ベースで書く必要があります。

地元特産品証明の要素。寄付者側も「本当に地元のものか」を気にしていて、生産者の名前、産地の具体性(宮古島市伊良部、とか)、生産方法が書かれているものが選ばれやすい印象です。

これらの制約を踏まえた上で、AIに何をどう渡すかが決まってきます。

Claudeに渡す「3点セット」

PR文を作るとき、AIに適当に「マンゴーのPR文書いて」と投げてもぼんやりした文章が返ってくるだけです。精度が上がるのは、3つの情報をセットで渡したときです。

1. 商品情報(事実ベース)
  • 品名と内容量(「アップルマンゴー 約800g 2〜4玉」等)
  • 産地の詳細(宮古島市のどのエリアか)
  • 生産者名または農家のキャラクター(家族経営か、農薬の使い方の方針か)
  • 収穫・出荷のタイミング
2. 寄付額と返礼の内容
  • 何円の寄付に対してこの商品を設定しているか
  • 送料込みか、箱のサイズや梱包の工夫はあるか
3. ストーリーの種(一行でいい)
  • 「南の台地で太陽をたっぷり浴びた」「樹上完熟にこだわっている」「農家歴30年の親父から引き継いだ畑」など、事実の中から選んでいい

このセットをプロンプトに渡すと、AIが肉付けしてくれます。逆に言うと、ストーリーの種だけは人が選ぶ必要があって、ここがAIには出せない部分です。

プロンプトの型

こんな形で渡してみてください。

ふるさと納税ポータル向けのPR文を書いてください。

【商品名】宮古島産アップルマンゴー
【内容量・規格】約800g(2〜4玉)、秀品
【産地】宮古島市伊良部島
【生産者】家族3人で25年続けている農家。化学肥料は最小限に抑えている
【寄付額】10,000円
【特徴・こだわり】樹上完熟させてから収穫するので、完熟した状態で届く。糖度が高く、繊維が少ない
【出荷時期】6月〜8月頃(年によって変動あり)

条件:
- 冒頭100字で「これを選びたい」と思わせる
- 誇張は避けて、事実を丁寧に伝える
- 産地や生産者のリアルが伝わる表現を使う
- 3パターン、それぞれ切り口を変えて書いてください

これで返ってくる3案の中から、「うちの農園らしさ」が一番出ているものを選んで、自店の言葉で微調整する。それだけです。

寄付額別の書き分け

ふるさと納税は寄付額によって商品設定が変わるので、同じマンゴーでも5,000円帯と10,000円帯と20,000円帯では書き方のニュアンスが変わってくる気がしています。

5,000円帯(試し買い層)

「まず宮古島のマンゴーを食べてみたい」という人が多い。量よりも「このポータルで最初に選ぶ一品」として背中を押す文章が合うと思います。「初めての宮古島マンゴーに」「少量だからこそ本物を」みたいな切り口。

10,000円帯(メイン層)

一番選ばれやすいゾーン。素材の詳しさ、産地のリアルさ、生産者のこだわりをしっかり伝えるパートに時間をかけていいです。写真のキャプションも含めて、農家の顔が見える情報量を意識する。

高額帯(特別感ゾーン)

ギフト用途や、宮古島のことをよく知っている人が選ぶ層。「特別なシーン」「贈り物に」「数量限定」という要素が刺さりやすい。箱の中の仕様(保冷剤の工夫、手書きの一言カード等)まで書くと差別化になります。

AIに頼む際も、「5,000円帯向け」「ギフト用・高額帯向け」と寄付額のニュアンスをプロンプトに入れると文章のトーンが変わります。

季節商品のタイミング戦略

宮古島の農産物はシーズンが決まっています。

マンゴー(アップルマンゴー、キーツマンゴー等)は6〜9月が旬。島バナナは通年収穫できるが、出荷ピークには波がある。宮古牛は通年扱いが可能ですが、シーズン感のあるPR文を季節ごとに用意している農家や牧場は選ばれやすいと思います。宮古島産の塩や黒糖は保存が効くので通年、ただし夏前に「海開きのシーズン前に」という文脈が乗ることがある。

ポイントは、シーズン前にPR文を仕込んでおくことです。

マンゴーで言えば、4〜5月のうちにAIで10パターンくらい下書きを作っておく。実際の出荷が近づいたら、その年の出来栄えを一行足して仕上げる。「今年は雨が少なくて糖度が高め」みたいな旬の情報は、その農家だけが知っている事実なので、ここは人間が追加する部分です。

事前にストックしておくと、シーズン中に文章で焦らなくて済む。

年末駆け込み需要への備え

12月は全国的にふるさと納税の駆け込みが集中します。宮古島の農産物は12月に旬を迎えるものが多くはないですが、加工品や保存食品、島の食材を使ったギフトセット等は年末需要が狙えます。

年末に向けて準備しておくといいのが、ギフト用途に特化したPR文のバリエーションです。「お歳暮代わりに」「職場への挨拶に」「家族への贈り物に」という文脈が加わるだけで、同じ商品でも刺さる人が変わります。

10〜11月頃に、AIでギフト向けのPR文を5〜6パターン作っておく。12月に入ったら在庫状況と照らし合わせて選ぶだけ。繁忙期に文章で悩まないための準備を、余裕のある時期にやっておく、という考え方です。

月数千円で全品PR文が書ける

Claude ProはAIのサービスです。2026年5月時点での具体的な料金は公式サイトで確認してもらいたいのですが、月数千円のプランで普通の事業者が使う文章量は全然カバーできる感覚があります(参考: https://claude.ai)。

宮古島のふるさと納税登録品が10〜20品あったとして、それぞれ3パターンのPR文を作る。寄付額帯ごとにバリエーションを加える。季節ごとの更新分を用意する。これを1ヶ月でやっても、月のAIの費用はたいした額にならないと思います。

費用対効果で言うと、PR文が1件でも改善されて選ばれる確率が上がれば、すぐに元が取れる話です。

まずは今の登録文を1件だけ貼り付けてみて

最初から全品やろうとしなくていいです。

今ふるさと納税ポータルに登録している商品のうち、一番の自信作のPR文を1件だけコピーして、AIに「これをリライトしてください。ポイントは〜」と渡してみる。そこから始めるのが一番楽かなと思ってます。

「リライト前」と「リライト後」を並べて見比べると、何が変わったかが分かる。その感覚が掴めると、残りの商品への応用も自然にできてくる気がします。

農家さんが畑で手をかけた商品を、文章のせいで選んでもらえないのはもったいない。AIが全部やってくれるわけじゃないけど、時間のかかる文章の下書き部分を任せられるのは確かです。一緒にやっていきましょう。

気になることがあれば、気軽にONEstaに相談してみてください。

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