1. ホーム
  2. 横断テクニック
  3. ポスター・チラシを作るならFireflyとIdeogram。文字入り画像が綺麗

こんにちは、にっしーです。先週、来間島の農家さんが直売所で使うポスターを作りたいって相談してくれて。「デザイナーに頼もうとしたけど、宮古島に一人もつながりがなくて」って言うんですよ。写真は撮ってある、文字も入れたい、A3くらいのサイズ、予算はあまりない、という状況。

それ、AIでほぼ解決できますよって話を1時間くらいして。帰りに「やってみます」ってなりました。

今日はその話をそのまま書きます。画像生成AIの7選記事(画像生成AI 7選の比較記事)で「ポスター・チラシならFireflyかIdeogram」って書いたんですが、今日はその2つに絞って実践ベースで掘り下げていきます。

ポスター・チラシ向けで見る選定基準

画像生成AIって今たくさんあるんですけど、ポスターやチラシを作ろうとした時に「これはちょっと合わない」ってなるツールが結構あります。理由はざっくり2つで、文字が崩れる商用利用の扱いがあいまいなんですよね。

たとえばMidjourneyは絵の完成度がすごく高いんですけど、文字の描画精度が30%台と言われてます。「営業中」って入れたら「蛍業中」みたいな変な文字になって出てくることが普通にある。ポスターに使える文字精度じゃないです。

業務で使う素材を作るなら、印刷物として出力できる解像度かどうかも気になりますよね。あと「この画像をイベントフライヤーに使っていいのか」という著作権・商用利用の話。ここがはっきりしてないと後で困る。

この3点、文字が綺麗に出る / 商用利用がクリア / 高解像度出力できる、というのがポスター・チラシ用途の選定基準だと思います。で、この3つを押さえてるのがFireflyとIdeogram 3.0なんですよね。

Adobe Firefly:「業務で使う画像」に一番説明しやすい

Fireflyの一番の強みは、商用利用に対するスタンスがはっきりしてることです。AdobeがAdobe Stockなど権利関係を整理した素材を使って学習させているので、「この素材をチラシに刷ってお客さんに配っていいのか」という問いに対して、他のツールより答えやすい設計になっています。

宮古島の事業者さんに「チラシ用の素材、AI生成でいいよね」って確認される機会が最近増えてきて、僕は基本的に「Fireflyで出した素材なら商用利用の観点でかなり安心できると思うよ」って答えています。他のツールの場合は「一応公式の利用規約を確認してね」という話になりやすいんですよね。

Photoshopとの連携が実用的で、Firefly単体でも画像を作れますが、Photoshop内で「この部分だけ差し替えてほしい」というAIの呼び出し方ができるので、実際の制作フローに乗せやすいです。「背景を観光地っぽくして」「テキスト配置用のエリアを空けておいて」みたいな自然言語の指示でレイアウトを調整できるので、Photoshopに慣れてる人はかなりスムーズです。

Firefly.adobe.comで無料枠から触れます。Adobe Creative Cloudのサブスク(月数千円〜)を持ってる人は追加のFireflyクレジットが付いてきます。最新の料金は公式で確認してみてください。

Ideogram 3.0:テキスト入り画像の精度だけ見れば今も王者

「チラシやポスターに日本語の文字を入れたい」という用途で言うと、2026年5月時点でIdeogram 3.0の精度が頭一つ抜けてると思います。

数字で言うと、テキスト描画の精度が90〜95%くらいと言われてます。Midjourney(30%台)と比べると段違いに安定してる。「農家直売所 旬の野菜」「週末限定ランチ 11:30〜」みたいな実用的な文字列を入れても、ちゃんと読める文字として出力されます。

2025年3月にリリースされたv3では、スタイル参照画像(最大3枚)を渡せる機能が追加されました。「この雰囲気に合わせて作ってほしい」って参照画像を渡すと、テイストを継承した画像を生成してくれる。ブランドの世界観を崩さずにポスター素材を作りたいときに効いてくる機能です。

Ideogram.aiで無料枠(10クレジット/週)から使えます。無料プランは生成画像が公開状態になるので、業務でがっつり使う場合はPro($16/月くらい)を検討してみてください。料金は変わることがあるので公式で確認を。

実践フロー:AI生成素材からCanvaで仕上げまで

「AIで画像を作ったはいいけど、そこからどうポスターにするの?」という話を書きます。にっしー的に一番スムーズだと感じてる流れはこんな感じです。

Step 1: Firefly / Ideogramで素材を作る

ポスターの「絵の部分」をAIに作ってもらいます。Fireflyなら「宮古島の農産物、夏らしい鮮やかな色合い、余白多め」みたいな指示、Ideogramなら文字ごとレイアウトした画像を丸ごと作ってしまうこともできます。

Ideogramは「ポスター全体を一気に生成する」という使い方もできて、テキストとビジュアルを組み合わせたレイアウトを最初から指定できます。「農家直売所オープン」とタイトルを指定して、雰囲気も指示すれば、テキスト入りのポスターラフが出てくる。そこから微調整するのが早いです。

Step 2: Canvaで仕上げる

AIが出してきた素材をCanvaに持ち込んで、テキストの微調整・フォント変更・カラーバランスの調整をします。Canvaはテンプレートも豊富で、A4やB2などの印刷サイズで直接作業できます。ここでフォントを揃えて、余白を整えて、印刷所に入稿できる状態にする。

Photoshopを使ってる人はPhotoshopで仕上げてもいいです。FireflyはPhotoshopと直接連携できるので、素材をそのまま持ち込めます。

Step 3: 印刷用に出力する

CanvaもPhotoshopも、印刷向けの解像度設定ができます。印刷物は通常300dpiが基準で、A4サイズなら横2480×縦3508ピクセル程度が目安。データを作る前に印刷所の入稿仕様を確認しておくのが安全です。「AI生成画像でもOKか」を念のため確認しておくと後からトラブルにならないです。

失敗パターン、僕が見てきたやつ

まわりでポスター制作にAIを使い始めた人たちが最初にハマるパターンをまとめます。

パターン1: Midjourneyで文字入りポスターを作ろうとした

絵は綺麗なんですよ、本当に。ただ、さっき書いた通り文字の描画精度が低い。文字が必要なポスター・チラシ用途では最初の一枚には向かないです。「絵のビジュアル素材だけ作って、文字はCanvaで乗せる」という使い方なら全然アリです。

パターン2: 解像度が足りなかった

AI生成画像のデフォルト出力サイズって、Web表示には十分でも印刷には足りないことがある。Ideogramの場合は解像度オプション、Fireflyは出力設定を確認してから素材を作るのがいいです。「チラシに使うから印刷向けのサイズで」という指示を最初から入れておくのが楽です。

パターン3: 利用規約を確認しないまま使った

「AIで作ったから著作権フリーでしょ」という認識は完全には正しくないです。ツールによっては無料プランでの商用利用が禁止されていたり、有料プランから商用利用OKになっていたりします。印刷物・配布物・店頭POPに使う前に公式の利用規約を確認する習慣をつけてほしいです。Fireflyは比較的この確認がしやすい設計だと思います。

宮古島で試した3例

抽象的な話が続いたので、具体的に何を作ったかを書きます。

例1: 観光宿のWelcomeボード

宿のロビーに置く黒板タイプのWelcomeボードの素材をFireflyで作りました。「南国リゾート感のある手書き風テキスト、宮古島の空と海のカラーバランス」という指示で出した素材をベースに、Canvaで宿名と日付欄を追加。フォントを揃えてA2サイズで印刷。宿のオーナーさんに「デザイナーに頼んだより全然早くできた」と言ってもらえました。

例2: 飲食店のランチPOP

「週替わりランチ」を告知するカウンター置きPOPをIdeogramで作りました。「手作り感のある明るい色合い、週替わりランチ 本日のおすすめ という日本語テキスト入り、余白多め」という指示を入れたら、文字が読める状態でPOPらしいレイアウトが出てきた。そのままCanvaで価格テキストを追加してA5サイズで印刷。1枚30分くらいで仕上がりました。

例3: 農家直売所のポスター

冒頭の農家さんの話に戻りますけど、「旬の野菜と果物の直売所、緑と黄色を使った夏らしいデザイン、手書きっぽいテイスト」という指示でIdeogramに生成してもらって。農産物のリアルな写真とは違う、イラスト風の温かみが出ていい感じになりました。Canvaで営業時間と場所を追加してA3で印刷。

この3例で共通してるのは、AI生成でベースを作って、Canvaで実用情報を追加するという流れです。AIに「全部やってもらう」より「ベースを作ってもらって手で仕上げる」の方が実際のポスターには近い完成度になるし、修正もしやすいです。

まずIdeogramで1枚作ってみてほしい

ポスター・チラシ作りは「デザイナーに頼まないと無理」というものじゃなくなってきてます。文字精度の問題がある程度解決されてから、宮古島でもフライヤーを手作りしてる事業者さんが増えてきてる感じがして、いいなって思ってます。

Ideogram.aiは無料枠から触れるので、まず1枚試しに作ってみてほしいんですよ。「来週のイベント告知」「直売所オープンのお知らせ」、何でもいいんで、実際に使いたい内容を入力してみると「あ、これ使えるな」ってなる感覚があると思います。

Fireflyはその後、Adobe製品を使ってる人は触れる機会が自然に来るので、まず手軽に動けるIdeogramから入るのが個人的にはおすすめです。

うまく作れない・どう指示すればいいかわからない、という場合はONEstaに相談してください。宮古島でAI使ってポスターやチラシを作る人が増えたら、なんか楽しいですよね。一緒にやっていきましょう。

ONEstaへのお問い合わせはこちら

関連記事